警備の仕事・バイトできついと感じる点はある?
大型商業施設や駐車場・イベント・マンションや工事現場など、様々な場所で見かける警備員は私たちにとって身近な存在でもあります。警備という単語から仕事の内容が大変そうだと考える方もいるかもしれません。警備のお仕事は高齢者の方も多く体力のない方でもできます。
では、警備の仕事できついと思うことはどんな時でしょうか。
長時間の拘束と暇な時間が辛い
警備員の仕事の拘束時間は最短で9時間、最長で24時間ということもあります。施設警備・雑踏警備・輸送警備・身辺警備は、拘束時間が長くなり現場では張り詰めた空気の中で働くこともあります。急遽欠員が出てしまえば48時間労働になることもあります。
1号警備と呼ばれる警備内容では、建物や施設に駐在し建物の巡回やモニター監視などを行います。座っていることが多いため体力がなくてもできますが、長期間拘束され深夜に勤務することが多いです。定刻にドアの施錠や建物の巡回があっても、それ以外はすることがなく交代まで待つしかありません。動くことが好きな方や暇な時間が耐えられない方にはきついと言えるでしょう。
逆に暇な時間を有意義に使える方であれば嬉しい環境かもしれません。仕事のとしての本分は忘れず上手に時間を使える方にはおすすめです。
さらに言えば確かに拘束時間は長いですが、休憩時間を頻繁に取り体力的に無理がないよう警備会社ではシフトを組んでいます。複数の警備員が交代で食事や仮眠をとる休憩が、1時間毎に30分や1時間程度入ります。シフトに柔軟に対応できる人には気が楽でしょう。
屋外での警備は天候によりきついことも
天候に影響を受けやすいのが野外での警備。特に第2号警備、雑踏警備・交通誘導等は、イベント会場の駐車場で車・人の誘導をします。屋内であれば天候に左右されることはありませんが、外の駐車場であれば風が吹き雨が降り、さらに雪が降っている日でも安全のために立っている必要があります。
真夏の直射日光や冬の寒さは体にこたえます。レインコートを着て濡れたり体が冷えたりしないよう対策を取らなければならないでしょう。体力がない人であればきついと感じるでしょう。体力がない人はもちろんのこと、体力に自信がある方でも普段から体調管理を徹底する必要があります。
整理したりする車や人間が少なければ精神的にも体力的にも楽ですが、人が多く混雑していればそれだけトラブルも発生しやすくなります。困ったお客様の対応やクレーム処理もあるため、ストレスが溜まることもあります。ストレスから体調を崩すこともあるので、普段からストレスを溜めないようにする必要があります。
シフト制で休憩時間があるとはいえ、早朝や深夜、不規則な生活習慣から病気になりやすくなります。体調がおかしいと感じたら、すぐに警備会社の隊長や副隊長に知らせて対策を練りましょう。
プレッシャーが強く責任が重いためきついと感じることも
警備の内容によっては警察の仕事に近いこともあります。現金輸送がメインとなる第3号警備では、強盗に襲撃される事態に備えて重いプロテクターや護身用具等を装備します。実際に襲撃に遭遇する事態には滅多に遭いませんが、時間通りにATMや現場に回ります。4号警備は身辺警備業務と呼ばれるボディガードの仕事です。
第3号・第4号警備はどちらも体力があり強くなければ務まりません。プレッシャーに耐えられるよう心身を鍛える必要があります。これは第1・第2号警備でも同じことがいえます。一瞬の気の緩みが交通事故につながり、施設内でも万引きや不審者の侵入には目を光らせなければならないでしょう。
ただ立っているだけ駐在しているだけのように見えても、頭や体のどこかで緊張感を持つ必要があります。オンとオフの切り替えが上手かったり、精神力の強い方には警備のお仕事はおすすめです。仕事内容は警備会社によって様々です。高齢者でもできるとありますが、複数の警備会社を見て決めることがおすすめです。
警備員がいることでお客様や住人は安心して暮らせます。業務内容によっては暇なこともあるかもしれません。長期間拘束・暇な時間・責任の重さ、きついと感じることはありますが、警備会社でも対策を取り対処します。地域やお客様の安全のために働き、貢献に喜びを感じる人にはおすすめの仕事です。